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BLOG
潮 嘉子 展 一胡蝶之夢一|天プラ・セレクションVol.103
私は、花鳥画で「夢」を描く。 「夢」をはっきりと覚えている日、見たか覚えていない日、 何かいい夢を見たような気がするがふんわりとしか覚えていない日、 夢だったのか現実だったのかあいまいな日、いろんな日がある。 そんな日々の「夢」を通して、私の思う「華やかさ」「色鮮やかさ」を...
みやじ けいこ 展|天プラ・セレクションVol.101
繰り返し、流れていく日々の生活の中で、自分が記憶しているものの中には「確かに自分のものだ」 「本物だ」 と思える記憶は一体どれくらいあるのでしょうか。 私は子どもを育ててきた中で、たくさんの写真を撮りました。自分ではない命の責任を負いながら、あっという間に時間が過ぎていく...
100回記念展|過去への返信、未来|天プラ・セレクションVol.100
本企画が開催100回目を迎えることを記念し、過去に天プラ・セレクションに選出された作家の中から、開催以後も邁進し続ける気鋭の6人の最新作を中心にグループ展形式の特別展を開催しました。合わせて過去に個展を開催した99人の展示記録による「天プラ・セレクションの軌跡」コーナーも設...
大間 光記 展|集積|天プラ・セレクションVol.99
そこに私が関わった時間、関わった痕跡、 これまでの歩み、感情の変化、 日々の向き合いの中でのものごとのうつりかわり、 そんなものが積もって集まったような塊の表現になればと考えています。 大間光記 Exhibition Review...
藤飯 千尋 展|UNIVERSE|天プラ・セレクションVol.98
私の感情の壺が溢れそうになったとき、 火山が噴火するかのごとく、 一気に制作モードに傾きます。 それは喜びで満たされた時。 その嬉しさを共有したくて。 不条理な世界に憤りを感じた時。 そこに未来の展望を込めて願いとして。 制作の最終段階で手や脚を用い、身体性を伴います。...
寺尾 佳子 展|WATERMARK|天プラ・セレクションVol.97
昨夏からネコを飼い始めたのは、 仲良くなった近所の飼いネコが突然還くに行ってしまったから。 小さな白いふわふわとはずっと一緒にいられると思っていました。 命ってあっけない。 出会ったのは二年前の春のはじめで、 私はちょうど長患いの末に亡くした命を悲しんでいる時でした。...
直原 清美 展|時を織り、その向こうに見えるもの|天プラ・セレクションVol.96
女性が家庭の中で社会の中で居場所を求めて、しぶとくも しなやかに生き抜いてゆく姿を膨大な時間の流れの中からすくい上げました。 画面を貫くモチーフの紐は女性の手から生まれた生の証です。 親から子へ、子から孫へと折り重ねられてゆく「思いの時間」を表現しています。...
松村 晃泰 展|視線の行方|天プラ・セレクションVol.95
天気が悪くなってくると祖母は 「景色悪なってきたな〜」と言っていた。 いつの間にかその言葉が染み込んだ。 仕事をして家事をして。 時々…石を彫りガラスを磨く。 日々の積み重ねが染み込み糧となる。 思い描いた毎日とは少し違うが、 思いがけない景色に出会う楽しさがある。...
山口 深里 展|浮島|天プラ・セレクションVol.94
「意識」「肉体」私とは何か。 不毛とも思えるそんな疑問が消えずに制作のテーマとなっています。 肉体の活動の結果に意識があるはずなのに、 なぜ私は意識ばかりを自分だと思い込んでしまうのか… 肉体を紛れもなく自分自身だと認識できた時、...
大橋 裕子 展|まだ見ぬものたち|天プラ・セレクションVol.93
「見えないけれど確かに存在するもの」 ずっと「しわ」を見つめてきた。あたりを見まわすとひとつとして同じかたちがないことに気づく。 一番身近な皮膚、紙、布、植物などはもちろんのこと、俯瞰的な目で眺めると、小川、みち、うっそうとした森、山ひだなども、地球が生みだす「しわ」と言え...
諸川 もろみ 展|ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ|天プラ・セレクションVol.92
一年ぶりに岡山の匂いを嗅いだ。いつも通りだった。 久しぶりに実家の猫に会った。一年ぶりでも私のことを覚えていた。 前よりも少し太っていた。 幼少期の私が言い間違えたポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプは、 あの頃には絶対にポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプだった。...
原田 よもぎ 展|青い国の話|天プラ・セレクションVol.91
「字のない物語を描く」 わたしの絵を描く上での大きなテーマです。 人が物語を想像したとき、その中には香り・音・時間・温度・ 風・季節・空気などすべてが含まれています。 私にとって一枚の絵は、何ページにもなる言葉よりも 多くを語り、無限の想像をさせてくれるものです。...
岡本 汐加 展|―Process: play with the site―|天プラ・セレクションVol.90
日本近代建築史を代表する前川國男によるモダニスズム建築の傑作である天神山文化プラザ。 ―Process: play with the site―での制作は、ここからスタートしています。 全国に点在する前川建築を訪問調査し、色彩や光などの既存建築空間の要素からインスピレーショ...
二乃本 曙暢 展|Vibration ―鼓動―|天プラ・セレクションVol.89
誕生と死 その狭間にある生きるということ 個としての生命 継承・連続としての生命 それらをはぐくむ宇宙の法則 常に変化し続けながら 否応なしに未来を切り開き続ける世界 その連綿の中に感じる美しい瞬間を 私もまた 命の続く限り 変化を繰り返しながら 形にしながら...
加藤 萌 漆芸展|黒に潜む|天プラ・セレクションVol.88
すべての題名は、作りはじめる前に決まっていました。 “黒に潜む”と、そこに登場する生き物たちに、何の役割を与えるのかも。 岡山県に移り住んでから、4年半が過ぎました。 外灯の少ない山に囲まれた生活の中では、生き物の足音や息遣いがとても強く感じられます。野生の動物と対峙した時...
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