top of page
BLOG
藤飯 千尋 展|UNIVERSE|天プラ・セレクションVol.98
私の感情の壺が溢れそうになったとき、 火山が噴火するかのごとく、 一気に制作モードに傾きます。 それは喜びで満たされた時。 その嬉しさを共有したくて。 不条理な世界に憤りを感じた時。 そこに未来の展望を込めて願いとして。 制作の最終段階で手や脚を用い、身体性を伴います。...
直原 清美 展|時を織り、その向こうに見えるもの|天プラ・セレクションVol.96
女性が家庭の中で社会の中で居場所を求めて、しぶとくも しなやかに生き抜いてゆく姿を膨大な時間の流れの中からすくい上げました。 画面を貫くモチーフの紐は女性の手から生まれた生の証です。 親から子へ、子から孫へと折り重ねられてゆく「思いの時間」を表現しています。...
大橋 裕子 展|まだ見ぬものたち|天プラ・セレクションVol.93
「見えないけれど確かに存在するもの」 ずっと「しわ」を見つめてきた。あたりを見まわすとひとつとして同じかたちがないことに気づく。 一番身近な皮膚、紙、布、植物などはもちろんのこと、俯瞰的な目で眺めると、小川、みち、うっそうとした森、山ひだなども、地球が生みだす「しわ」と言え...
二乃本 曙暢 展|Vibration ―鼓動―|天プラ・セレクションVol.89
誕生と死 その狭間にある生きるということ 個としての生命 継承・連続としての生命 それらをはぐくむ宇宙の法則 常に変化し続けながら 否応なしに未来を切り開き続ける世界 その連綿の中に感じる美しい瞬間を 私もまた 命の続く限り 変化を繰り返しながら 形にしながら...
安中 仁美 展|ささやかな備忘録|天プラ・セレクションVol.76
普段目にしているはずのモノや風景も、ふとした瞬間琴線に触れることがあります。 何がいつもと違うのだろうという疑問が興味へとつながります。―「何か気になる。」 私の場合、創作のインスピレーションが沸くのはこんな時です。 そして作品づくりに取り組む際には、次のことを考えるように...
妹尾 佑介 展|VIVID!|天プラ・セレクションVol.74
会期初日、小学生くらいの子供たちが会場にきて、 長い時間、不思議そうに絵を眺めていた。 最近、創造へのモチベーションの根源は、 他者の心に干渉したいという欲求ではないかと、ふと思った。 今回の展覧会は、どれほどの人の心に干渉できただろう。 私の絵は、日常の中の、ささやかな、...
吉行鮎子展|エモーションが止まらない|天プラ・セレクションVol.68
目に見えるものだけが真実ではない。 見えている部分はわずかで、 水面下には何倍にも及ぶ巨大な氷塊が沈んでいる。 感情の爆発も、 地球温暖化の影響も、 じわりじわりとやってくる。 ある日、 積み重なったものが突如に崩れる。 雪崩のように。 吉行 鮎子...
山本 誠 展|実在と記憶|天プラ・セレクションVol.54
展示する会場を初めて見た時、伝統ある天神山文化プラザの外観とは対象的で、とてもスタイリッシュな空間だと感じました。 どんな展示にしようかとしばらく考えましたが、なかなか煮詰まらず時間が過ぎてゆきました。ふと、最初に感じた会場の印象を思い出し、いろいろと欲張りすぎていた自分に...
長野 剛 展 |天プラ・セレクションVol.49
発端はhoneycomb(蜂の巣)にあります。しばらくの間、何の意識もなく描いていました。しかし、ある時、二次元になったハニカムが六角形となってキャンバスの上に表われました。 そこで気が付きました。hexagon(六角形)は自由なようで不自由な形であることです。しばらくはヘ...
光延 由香利 展|山が在ること|天プラ・セレクションVol.47
今回の展示に際して最も気を使ったのは、会場の構成でした。私が近年描いている「山」の姿を通し、大小様々な生命が集合して大きなエネルギーを生み出している、その圧倒的なスケール感をなんとか表現できないものかと頭を捻りました。まずはプレゼンテーションの段階から企画していた「明・暗の...
島村 敏明 展|Kontrapunkt 〜対位法〜|天プラ・セレクションVol.38
2011年3月以来、僕らを取り巻く環境は変化し続けている。 僕らの周りには、理解できないこと・想像もできないことが、たくさんあることがわかった。よく耳にした「こころをひとつに」は現在も有効なのだろうか。極端にいえば、僕はわかりあえなくても良いと思っている。そもそも人間は自分...
平井 健三 展|匂い vol.1 Wシリーズ|天プラ・セレクションVol.30
「匂い」シリーズに取り組んで十年余りになる。発端はジャスパー・ジョーンズの「Scent」 1973-74がヒントになっている。オレンジ、緑、紫のハッチングが画面全体を覆う作品である。またジャクソン・ポロックにも 1955年に同名の作品がある。1978年西武美術館における回顧...
堀越克哉 作品展|天プラ・セレクションVol.22
僕にとって 天プラセレクションは非常に大きな節目となりました。 初個展から12年となる年にそれまでの僕の作家としての成長を見守り続けてくださった方から推薦をいただいて このような発表の機会をいただけたことは思いもかけない幸せでした。...
bottom of page