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平野毅さん|ボーダレスな建築家

更新日:2022年5月26日



Gem Profile

平野毅

Tsuyoshi Hirano


平野建築設計室

代表


1971年 島根県浜田市 生まれ。

岡山県倉敷市在住。


幼いころから釣りとプラモデル三昧。さらに高校まではサッカー三昧な毎日を過ごす。大学3年で建築設計に興味を持ち、建築三昧の日々を続け、大学卒業後、大角雄三設計室に勤務し刺激的且つ仕事三昧な日々を過ごす。現在、倉敷にて平野建築設計室を開設し、住宅設計や古民家改修などを手掛けながらボランティア三昧の日々を送っています。(泣)


 

岡山との関係

1971年 島根県浜田市 生まれ

岡山県倉敷市在住

結婚して本籍地になった第二の故郷

 

この人を紹介したいマイナー(=採掘者)

紹介者 加藤 淳子 岡山県天神山文化プラザ 主任



マイナーからひとこと


ボーダレスな建築家

平野さんは岡山を拠点に活躍する一級建築士。岡山の若手建築家で結成する「建築家のしごと実行委員会」メンバーとして展覧会やイベントを開催し、建築を楽しむ様々な方法を提案している。本来建築とは総合芸術。建物はもちろん美術展から地域おこしまで、様々なジャンルの「こだわりたい!でも方法がわからない!そしてお金がない!」に誠意と好奇心を持って取り組んでくれる、ボーダレスな建築家。



マイナーが質問してみた!

アーティストや地域の方々との関わりの中で印象に残っている活動を教えて下さい。

平野:いい出会いや経験ばかりでどの活動も印象深いのですが、今、真っ最中のことについてお話します。2020年、赤磐市の是里にある崩壊寸前になった血洗滝神社の祠に出会い、後世へつなぎ伝えるための修復復興プロジェクト実行委員会を立ち上げ活動中です。スサノオ神話が残る信仰の場が失われることのないよう様々なリサーチを重ね、祠の改修方法はもちろん、資金集めのクラファンから周囲環境の整備、神紋のデザイン、WSなど~修復復興に関するあらゆることをアーティストや有識者、地域住民と共同で取り組んでいます。プロットを大切に、お互いの職能や地域性を活かしたオリジナルな活動になっています。


平野さんが理想とする建築家と、自分が目指す建築家像を教えてください。

平野:理想とする建築家は、いないというか、わかりません。ただ目指すべき建築家はいます。どちらかというと“職人”と言う言葉が当てはまる建築家です。建築という難解な創作活動に真正面から真摯に向き合っておられる方々で、創るものに全身全霊、すべてを注ぎ込むことを惜しまれない方々です。故建築家瀧光夫氏と岡山で創り続けられている建築家大角雄三氏の二人です。私自身は、目指すべき建築家に向かって走りながら、時代に応じた地域の建築家の在り方を模索したいと思っています。


建築や芸術といった難しく思われがちなジャンルを、仕事や暮らしに取り入れて楽しむために、お勧めの工夫はありますか?

平野:普段から建築や芸術に興味がある方は既に暮らしの中に上手に取り入れて楽しんでおられると思いますが、「私、センスないの」とか「難しくてよう~わからん!」と言った方に薦めるとしたら、自分自身に「センスが良くなりたい!」と強く念じることです。 (笑)半分冗談ですが、半分本当です!センスが良くなりたいと思った時からセンスが良くなっています。物事をよく観察したり、聞いたり、調べたり、自分の周りを見渡すことで普段の暮らしの中にある美しいもの、面白いものに気づいたり、それを発見出来た時の喜びが仕事や暮らしを楽しくしてくれると思います。


活動の様子



関連リンク

 

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掲載日:2022年1月24日

記事の情報は掲載時点のものです。

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