本企画が開催100回目を迎えることを記念し、過去に天プラ・セレクションに選出された作家の中から、開催以後も邁進し続ける気鋭の6人の最新作を中心にグループ展形式の特別展を開催しました。合わせて過去に個展を開催した99人の展示記録による「天プラ・セレクションの軌跡」コーナーも設置。座談会やアーティストトークを開催するなど、作家たちの個展開催以後の変化や、岡山における本企画の意義を語り合うなかで、天プラ・セレクションの歩みを振り返るとともに、未来を切り開く道標を示す機会となりました。
岡山県天神山文化プラザ企画展 天プラ・セレクション Vol.100 100回記念展 過去への返信、未来
[会期]2023年3月15日〜26日 [入場無料]
[時間]9時30分〜18時(最終日は16時まで)
[会場]岡山県天神山文化プラザ第3・4展示室
出品作家
タイトル|素材/技法|サイズ(cm)|制作年
島村 敏明 [絵画] Shimamura toshiaki
1976年神奈川県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科 修了。2004年から岡山を拠点に活動する。2012年岡山市内にstudio Lights開設。奈義町現代美術館、高松市塩江美術館などで個展、VOCA展選出、岡山県芸術回廊などグループ展参加多数。
drawings ―雨が止むまで―|色鉛筆、テープ、木炭、他/パネルに複合技法|サイズ可変|2021〜2023
長野 剛 [絵画] Nagano tuyoshi
1968年岡山県生まれ。倉敷芸術科学大学大学院芸術研究科 修了。奈良県の版画工房で刷師を務める傍ら、1994年から25年間にわたり「扶揺画廊」(岡山)で個展を開催するなど、岡山を拠点に定期的な発表を続ける。
Resonate Blue Point(共鳴する青い点)|塩化ビニール板、和紙、油性インク/インタリオ|182×273|2022
Relocation(移転)|和紙、油性インク/インタリオ|182×182|2022
Torus(輪環面)|塩化ビニール板、和紙、木製パネル/インタリオ|182×91|2022
Duet(二重奏)|和紙、油性インク/インタリオ|91×91|2021
表裏の分離|銅板|36×31|2021
表裏の分離|ハーネミューレ紙、油性インク/銅版画|75×105|2021
汽水を想うI|ハーネミューレ紙、油性インク/エッチング|65×57|2020
汽水を想うⅡ|ハーネミューレ紙、油性インク/エッチング|65×57|2020
北川 太郎 [彫刻] Kitagawa taro
1976年兵庫県生まれ。愛知県立芸術大学大学院美術研究科 修了。文化庁新進芸術家在外研修により南米に派遣され、ペルー共和国にて個展を開催。以後、国内外で数々の実績と多彩な受賞歴をもつ。2021年より岡山県備前市にアトリエを構える。
手の考える世界|石|サイズ可変|2023
片山 康之 [立体/平面] Katayama yasuyuki
1978年岡山県生まれ。倉敷芸術科学大学大学院芸術研究科 修了。美術家として活動する一方で倉敷市児島を拠点に地域に根差したアート活動に取り組む。2023年には奈義町現代美術館で個展「片山康之展―梛と蛇―」を開催。
無題|FRP、セラミック、帆布、木、種子|H190×W220×D50|2023
無題|和紙、鉛筆、墨、オイルパステル|54×39|2023
久山 淑夫 [木彫/絵画] Kuyama yoshio
1938年大阪に生まれ岡山で育つ。岡山市内で建築会社を営む傍ら40歳から平面制作を、 60歳から立体制作を始める。近年は動物をモチーフとした彫刻作品が県展や国民文化祭などをはじめ公募展で高い評価を受けている。
ウクライナの英雄達|シナベニヤ、アクリル、ボンド、鉛筆|H181.5×W181.5×D3.5|2022
コロナワールド戦風|欅、木片、おがくず、ステンレス、油絵具、アクリル、鉛筆|H160×W170×D150|2021
被曝癌列島|シナベニヤ、アクリル、シュレッダーしたチラシ|H2400×W3630×D40|2012
黙示録|木片、おがくず、ダンボール、煙突、合板、廃材|H188×W57×D48|2007
加藤 萌 [漆工芸] Kato moe
1988年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科 修了。古くから漆の産地で知られる岡山県新見市に移住し、自然や地域と向き合う中で自身の表現を深める。2021年に新見美術館「片山康之×加藤萌 森のしずまる」の他、県内外で個展を開催。
端境に棲む|漆、麻布、ガラス/乾漆|H70×W49.5×D140|2023
山眠る|漆、麻布、神代和紙/乾漆|H27×W12×D16|2023
いつまでも|漆、麻布、ガラス/乾漆|H32×W32×D39|2021
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本記事は、令和4年度 岡山県天神山プラザ企画展 天プラ・セレクションVol.100 100回記念展 記録集より抜粋しています。掲載内容は発行時点のものです。
発行:岡山県天神山文化プラザ
発行日:2023年5月31日
印刷:株式会社 三浦印刷所
編集:加藤淳子[岡山県天神山文化プラザ]、須波 葵枝[岡山県天神山文化プラザ]
デザイン:鳥越眞生也[鳥越屋]
撮影:加賀雅俊[べあもん]
<記録集をご希望の方は、天神山文化プラザ文化情報センターにてご購入いただけます>
令和3年度 岡山県天神山プラザ企画展 天プラ・セレクション 記録集
※各展覧会の個別の小冊子(カラー8ページ/税込200円)
松村 晃泰 展|視線の行方|天プラ・セレクションVol.95
直原 清美 展|時を織り、その向こうに見えるもの|天プラ・セレクションVol.96
寺尾 佳子 展|WATERMARK|天プラ・セレクションVol.97
令和4年度 岡山県天神山プラザ企画展 天プラ・セレクション 記録集
※各展覧会の個別の小冊子(カラー8ページ/税込200円)
藤飯 千尋 展|UNIVERSE|天プラ・セレクションVol.98
大間 光記 展|集積|天プラ・セレクションVol.99
100回記念 展|過去への返信、未来|天プラ・セレクションVol.100
お問い合せ
〒700-0814 岡山市北区天神町8-54岡山県天神山文化プラザ
TEL 086-226-5005
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メール tenplaza@o-bunren.jp
受付時間 9:00~18:00
休館日 月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
「天プラ・セレクション」シリーズは、岡山県ゆかりの作家を選抜し個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。 開催作家の選考は、推薦と公募の2部門から行います。